アラスカ産スプルス材の本実突き付け加工材です。スプルス材は、美しく程度の良い柾目材のとれる大変優れた木材です。また、高樹齢の丸太が多く産出されたため幅の広い平柾の板がとれた材料でもあります。乾燥後の寸法安定性も良い為、和室洋間の造作材、建具用材、店舗のカウンター材、まな板、神棚の板、出窓の甲板など様々なところに用いられている材料であります。ただし、近年では他の樹種と同じように、質の良い大径木の伐採が環境保護の為に厳しく制限されている為、以前のような良質な幅広の柾目材は貴重品となっているのが現状であります。
　この画像の材は、壁や床材として使用する向きの加工がされています。一般の室内の内装材としても使えますが、今回は、サウナ室の補修材として使用される予定です。スプルス材は、サウナ施設の内装用の材料の一つとして多く使われてきた材料でもあるのです。